グランディア

グランディアはセガサターンのソフトとして 1997年12月18日に発売された。 その後、CESA大賞'97優秀賞、 第3回 日本ゲーム・オブ・ザ・イヤー準グランプリを受賞した。 その後、プレイステーションにも移植され、 人気のゲームタイトルを集めた 『ザ・ベスト』として発売されている。

ストーリーの紹介



冒険者達が名を馳せた大航海時代が終わり、 人々は新しい土地で新しい日常を築きつつあった。 「世界の果て」が見つかり、冒険家が夢見たエンジュール都市は、 結局は伝説の中でのみ存在するものになったのだと、 世の中の誰もが認めつつあった、そんな頃…。



この物語の主人公ジャスティンは、 今日も冒険者ゴッコに余念が無い。彼は亡き父の跡を継ぎ、 歴史に残るような大冒険をしてやるのだという志を持っていた。 ときどきジャスティンは、ポケットから父の形見の「精霊石」 を取り出しては、太陽にかざしてみる。 精霊石はキラキラと光りかがやき、新しい世界への 冒険の旅にジャスティンを誘っているようだ。 「精霊石」とは、エンジュール神話の中で語られる力の象徴であり、 光の羽を生やした巫女「光翼人」が精霊石を使い、 人々を幸せに導いている様子が、 あちこちの遺跡にある壁画に描かれている。 だがもちろん、ジャスティンの持つ石がその精霊石だとは誰 1人として信じてなかった。 そんなある日、ジャスティンは博物館を訪れる。 以前、博物館の館長に頼んでおいた精霊石の鑑定が終わったのだ。 しかし、館長にも精霊石が本物であるかどうかの判断はつかなかった。 神話や古代文明についての話を交わすジャスティンと館長。 神話が現実にあったと主張するジャスティンをなだめる館長は、 冒険者の使命としてジャスティン自らがそれを証明してくれ、 とサルト遺跡見学の紹介状を渡してくれる。 サルト遺跡は、現在ガーライル軍が発掘している古代文明 の遺跡のひとつだった。古代文明に興味があるジャスティンのために、 館長が特別に手配してくれたのだ。 ジャスティンは幼なじみの スーといっしょに、気楽にサルト遺跡の見学に出かけた。 これこそがこれから 想像もつかないような壮大な冒険の始まりであることに、 ジャスティン達はまだ気がついていない。

そして、壮大な冒険と、運命の輪は、静かに、静かに、まわり始めたのだった――



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