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地球の自転

担当:長官
地球の自転を目に見える形で証明することが出来る!?
1.昔の人々
18世紀。この頃には天動説を信じる人々は いなくなり、地動説という考えが定着し始めた。 しかし、地球が自転しているということを 信じている人がいなかったのもまた事実だ。

2.なぜ自転しているのか
地球が自転している理由はその誕生にあるといわれている。 今から46億年前、宇宙の中のチリやガスが、 重力によって互いに回転しながら引き寄せられ次々に衝突しながら 地球が形成された。 自転しているのはこの時のチリやガスの回転の影響が現在も残っているからだと考えられている。 また、太陽・木星などの他の天体も全て同じ方向に回転していることから、 太陽系が全て同じ回転の中から生まれてきた証拠であるとも考えられている。

3.証明した人物
実はこの自転は意外と身近なもので証明できるという。 そして、この証明方法は約200年前に考えられたものである。 では、その考え出した人物を紹介しよう。


【レオン・フーコー】
Jean Bernard Leon Foucault (1819-1868)
フランスの実験物理学者。 1851年、望遠鏡の制御に用いる時計の制作過程で、 振り子による地球の自転の証明を思いつき、 自宅の地下室で長さ2メートル の金属線に3キロのおもりをつけた 振り子を振らせて振動面の回転を確かめたところ試みが成功した。

4.なぜこれで証明できるのか
フーコーの振り子の証明は数式から証明することが出来る。 しかし、ここでは数式を用いず、簡単に 紹介するため、興味のある方は専門のサイト様に足をお運びただきたい。



これは我々が自転を実感できる簡単な装置です。 まず、金属線などに球をつけ、振り子にして揺らします。 すると、最初は棒に当たならなかった球が、時間が経つと 棒にぶつかります。ただこれだけで地球が自転することが証明出来たわけです。 18世紀以前から振り子は一定の方向に揺れるということが証明されていました。 これは運動を続けようとする慣性の法則などから求められています。 しかしながら台に置いた棒のついた装置は地球の自転により移動するために、 球は立てておいた棒に衝突することになるのです。

5.この装置を見てみたい・体験したい
この装置は科学館などいろいろなところで目にすることが出来ます。 しかし、私のお勧めは福済寺です。 九州の長崎にあり、 日本第一位、世界第三位の振り子があります。 200円で有料ですが、詳しい説明が受けられます。 また、この振り子は「恒久の平和」という意味がこめられています。 自分自身は、九州旅行で、偶然立ち寄りました。 みなさんも九州を訪れる機会があるなら、観光のひとつとして取り入れられてはいかがでしょうか。


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