検索エンジンで来られた方は「トップページ」から他の不思議もご覧下さい(CRC JAPAN)

火星人の姿

担当:長官
火星人=タコ型のイメージはなぜ定着したのか!?その経緯に迫る。
太陽系内で最も生物が存在する可能性が高いとされた火星。 その惑星は現在に至るまで常に私達の興味をひいてきた。 今回はまず最初に質問を投げかけてみたい。

「火星人といえばどのような姿を想像しますか…」

火星人といっても、人とは呼べないが、今回は火星人で統一したい。 さて、この質問に対し、皆様はどのような姿を想像されたのでしょう。 皆さんの考える火星人はそれぞれ違うのでしょうか。 それが、今回の調査の対象です。 アンケートをとると、極端に「タコ型宇宙人」が多くなります。 その理由には様々な人物が影響しているのです。

まず、火星観測をするために望遠鏡を利用し、天体として観察したのは 有名なガリレイ。 イタリアの物理学者であり、天文学者でもありました。 落下の実験などを行い、科学的功績が非常に大きい人物 であり、宗教裁判などでも知られています。

次にオランダの物理学者であるホイヘンスが火星を観測しました。 ホイヘンスはホイヘンスの原理で知られ、光の波動説なども唱えました。 彼の用いた望遠鏡は現代とは違った形をしています。 ホイヘンスの描いたスケッチはまだ詳細を知るには力不足でした。

ホイヘンスと同じ頃、火星に向けられているもう一つの眼がありました。 カッシーニはこの時の観測で、北極・南極にあたる部分に 白い模様を発見していました。 その後、そのカッシーニが観察していた場所は極冠だったことが分かりました。


↑人工衛星で映し出された極冠

このように様々な物理学者・天文学者が火星を観測しようと 試みました。彼らの功績は偉大です。 そして、現代では格段に火星についての地形が分かっています。


↑人工衛星で映し出された地形




望遠鏡の進化と、火星人の想像の起源…
引き続き「火星人の姿(続編)」をお楽しみください。