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河童

担当:長官
語り継がれる河童伝説の謎に迫る!!
序章

カッパ(以下:河童)は日本では「ツチノコ」と並んで有名な 未確認生物の一つとして数えられている。 目撃情報は日本各地で挙がっており、 地域によって様々な名前で呼ばれていたが、 昭和30年代頃から全国で「河童」と共通して呼ばれるようになったという。

一章.河童の身体的データ


河童大明神(曹源寺)
体表
ヌメヌメした皮膚が一般的。体毛や鱗がある場合もある。
頭部
頭頂部は「皿上の凹み」、 目は大きく、口は尖っており、"くちばし"があることが多い。
体部
背中に甲羅がみられる。
手足
"水かき"を有する。
備考
直立二足歩行で、頭頂部の皿が 濡れている時は怪力を発揮するが、乾くと無力になり、やがて死に至る。 "いたずら"好きで、"相撲を挑んだり"、"血を吸う"など様々な行動も報告されている。 好物は"きゅうり"で、嫌いなのは"ひょうたん"と猿。

二章.河童と人間の歴史

河童伝説は、日本各地で残されている。 特に正体をめぐる文献としては、 『下学集』(1444年)の 「獺(カワウソ)老いて河童になる」という記述や、 『日葡辞典』(1603年)の 「猿に似た一種の獣で、川の中に棲み、 人間と同じような手足をもっているもの」などがある。 また、日本各地には河童のミイラと呼ばれている物も幾つか残されている。 これらのほとんどは偽造されたものであるが、 未だに正体が不明で特定されていないミイラなどもある。 果たしてこの河童の正体は何なのだろうか。 次章では、その正体に迫ってみることにしよう。

三章.河童の正体をめぐる仮説

河童の正体をめぐる仮説としては、幾つか考えられているが、 ポイントとなるのは、ある特定の地域だけではなく、 比較的広い範囲で目撃されているということだ。 そのため、ここでは、それらを考慮したうえで、重要と考えられた以下の3つの仮説を検証する。

カワウソの誤認説

先ほど紹介した『下学集』に記されているように、 カワウソの誤認であったのではないかという仮説。 この仮説ならば、体毛がある場合や、 水かきを有している点などの説明が出来る。 また、正体を既知の動物に求めており、 科学的な仮説であるといえるだろう。 しかし、背中に甲羅がある点や、 人間との様々な接点などの説明をすることは出来ない。

異星人説
目撃されている奇怪な特徴や、 一般的なヌルヌルとした体表などから、その正体が異星人、 その中でも特に一般的な"グレイ"であるという仮説。 この説であれば、人との接点などを説明することが出来るが、 仮説を裏付ける根拠も少ないのが現状だ。 また、一部の研究家の間では、 河童の正体が「チュパカブラ」と関係していると考えられている。

海・川の民や、外国の民族説
河童の正体は、海・川の民や、外国の民族では ないかという仮説。 この仮説ならば、水治工事を行ったという 伝承などの説明を行うことが可能であり、科学的にもある程度、 説明をすることが可能である。 しかし、様々な身体的特徴を説明することは困難である。

最終章.河童の正体

古より伝わる河童伝説。 河童が、一般的な未確認生物と一線を画し、 語り継がれているのは、その目撃が ある特定の湖などにとどまらず、 日本各地で長い間目撃されていることにある。 "血を吸う"などの一部の情報や、その特徴から プエルトリコで目撃されているチュパカブラとの関連性も 注目である。 また、河童の正体は"グレイ"であるなどの仮説も 印象的であっただろう。 科学的に説明するならば、 「カワウソの誤認説」「川などの民」であるが、 これらの仮説では、長い間誤認が相次いでいる という説明をすることは難しい。 河童は果たして未確認生物なのだろうか。 それとも、人の想像上の産物なのだろうか…
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