検索エンジンで来られた方は「トップページ」から他の不思議もご覧下さい(CRC JAPAN)

海洋学

担当:長官
様々な海の不思議を紹介!!
序章.海洋学

海といえば何を連想されるだろうか…、 観光地でのクリアブルーの海や、 または暗黒の世界の 深海など不思議な世界に思いをはせる方もいらっしゃるかも知れない。 今回は、海洋学の中でも特に海洋生物学的な 立場から海・生物の不思議にアプローチしてみよう。

第一章.海洋

海は実に地球の表面の71パーセントをも占め、 海の深さの平均は3800メートル、最深部では11000メートルもあり、 これは、航空機の高度に近い値となっている。

第二章.海と進化

生物の起源は海であると考えられている。 不思議なのは、血液などが 海の成分と似ていることで、 一時的に臓器などを保存する時に用いられる 生理食塩水は 0.9パーセントのNaCl(塩化ナトリウム)を 水に溶かしたものである。 地球が誕生し、 魚類から進化してきた一因として、 海は浮力があるために、 エネルギーが少なくてすむことも影響している。

第三章.海の温度

夏になると海水浴などで、海の温度が 確認されるが、日射は、海の表面の1メートル で98パーセントが吸収される。 そのため、温暖効果は海洋表面に限られている。

第四章.原始的名な魚類と硬骨魚類

進化的に魚類で最初に登場したのは 骨を持たない(脊索は存在)、ナメクジウオなどの 生物であった(現在のヒトの祖先でもある)。 このような骨を持たない魚類の 体液の塩分濃度はほぼ海水と同じで、 骨がある硬骨魚類は海水の濃度の30%〜50%となっている。

第五章.スキューバ・ダイビングとサンゴ礁


近年、スキューバダイビングなどはかなりの人気があるが、 潜ってみるとテレビでみたサンゴ礁と違って、 思っていたよりもカラフルでないことに驚かれるかもしれない。 これは、実は光と大きく関係していて、 波長の短い紫外線などのような紫、緑色は海の深くまで届くが、 波長が長い赤外線などのような赤、黄色などの色は深く届かないからである。 しかし、撮影などでフラッシュを"たく"と光が放出されるので サンゴ礁などが綺麗に写るのだ。

プランクトン、巨大生物、底生生物…
引き続き「海洋学(続編)」をお楽しみください。